私たち人間と同じように愛犬も爪が伸びます。
お外で飼っている場合には、あまり爪を切る必要はないですが、
室内で飼っている場合爪が伸びやすいので切る必要があります。
特に散歩の少ない小型犬などは爪が伸びやすくなっています。
爪が伸びると、肉球が地面に着きづらくなり、
スムーズに歩くのができなくなったり滑って転倒してしまう場合があります。
あまりにも爪が伸びすぎてしまうと
爪が引っかかり、根本から折れてしまったり
肉球に刺さって怪我をしてしまう場合もあります。
愛犬と必ず毎日触れ合うと思いますので
散歩の後や、ブラッシングの流れで愛犬の爪のチェックをして
伸びているときには爪切りを行いましょう。
しかし、大体のわんちゃんは爪切りが苦手なもの。
しっかりと使いやすい爪切りを用意して、
わんちゃんも自分も傷つかないように安全に爪切りしてあげましょう!
まずは愛犬の爪切りをする時に準備するものからご紹介していきますね。
愛犬の爪切りをするときに準備するもの
愛犬の爪切りをするときにどんなものが必要か見ていきましょう!
犬用の爪切り
犬の爪は割れやすく、人間用の爪切りで切ることはできません。
必ず犬用の爪切りを用意してください。
犬用の爪切りにも種類があり、
- ギロチンタイプ
- ハサミタイプ
- ニッパータイプ
- 電動爪やすり
- ピコックタイプ
など、さまざまな形があります。
それぞれ特徴があるので見ていきましょう!
ギロチンタイプ
我が家では、ギロチンタイプの爪切りを使用しています。
切れ味がよくサッと切ってあげられますし、
爪を固定して切れるので、慣れてくると扱いやすいと思います。
ただし、切れ味がすごく良いので、慎重に行って下さいね。
パチンという音を怖がる子も多いので、
こちらの『zan』のように音が鳴りにくいものがオススメです。
ハサミタイプ
こちらは子犬や小型犬用になります。
初心者さんにも安心タイプですね。
切れ味はあまり良くないので、安心して使えますが、
大きめの小型犬や、中型犬以上で爪が大きく硬くなってくると使いにくくなるので、
子犬〜超小型犬用と思いましょう。
あと、ハサミがすごく小ぶりでうちの主人は指が入らず、
私ばっかり爪切りをするハメになりました!笑
気をつけて下さいね。
ニッパータイプ
こちらのニッパータイプは、ギロチンタイプに比べて爪や爪の血管が見やすいので、
切る位置の調節もしやすいです。
また、バネの反発で勝手に刃が開いてくれるので、切る時に握るだけなのも楽ちんです。
電動爪やすり
電動爪やすりは、
爪をやすりで少しづつ削るタイプなので、切るのが怖い方にオススメです。
こちらは肉球周りの毛のカットにも使えてとっても便利でオススメですよ〜。
私は電動爪やすりは使った事がないのですが、
レビューも良いものが多かったので、一度使ってみても良さそうです。
ピコックタイプ
こちらは、巻き爪や親指の爪にあたる狼爪の爪切りに使う爪切りです。
巻き爪の子にはこちらのピコックタイプを使ってあげましょう。
色んな種類がありますが、どれも一長一短というか、
結局、愛犬が爪切りが嫌いだと何を使っても苦労するものです。
なので、愛犬が少しでも嫌がらず、飼い主さんも使いやすい、
そういうものと出会っていくしかないんですね。
とは言っても、爪切りの時間だって、愛犬との大切なスキンシップの時間です。
少しでも楽しめるように、良い商品に出会いましょう!
ガーゼやコットンなど
爪にも血管があり、深く切ってしまうと出血する場合があります。
血が出てくるとびっくりしますし、焦るかと思います。
あらかじめ準備し、止血する時に使用しましょう。
止血剤
深爪すると出血する場合があり、ガーゼや脱脂綿で止血しましょう。
と書きましたが、それでも出血が止まらない場合には止血剤を塗ると出血がとまります。
特に爪が黒いわんちゃんは、血管の位置が分かりにくいのであらかじめ準備しておきましょう。
爪やすり
人間と一緒で切った後にやすりをかけることで、
切った断面が滑らかになります。
上記で紹介した爪切りにも、やすりが付いてくるものがありましたね。
付いていない爪切りを買う場合は、やすりを別に用意してあげましょう。
人間用や普通のニッパーはやめとこう
人間用の爪切りでも大丈夫とか、普通のニッパーを使ったらうまくいった!なんていう話も聞きますが、それは飼い主さんが爪切りに慣れていたり、わんちゃんがおとなしかったり、条件が揃っている場合です。
基本的には犬用を使いましょうね。
上記のことを参考に、事前に爪切りの準備をしてあげてください。
爪切りのポイント!どこまで切るの?やり方は?
準備ができたら、いざ愛犬の爪切りとなりますが、
爪切りをするときのポイントについてお伝えします。
犬の爪はどこまで切るの?
わんちゃんの爪には血管があるので、
人間の爪のように思いっきり切ることはできません。
血管を切ってしまうと、痛がりますし、血も出てかわいそうです。
図にするとこんな感じです
↓↓↓
わんちゃんの爪はよっぽど黒い爪でない場合、血管が見えます。
なので、まずは目視で血管がどこまであるか確認して、血管を切らないようにしながら、
①のようにまっすぐ切ります。
後の②③は角を取るようなイメージですね。
②③が難しければ、やすりで丁寧に角を取ってあげるのでも大丈夫です。
黒い爪のわんちゃんは?
黒い爪を切る場合、血管が見えないので難しいですよね。
目安としては、少しづつ切っているうちに、
最初は白っぽい乾いた断面だったのが、やや黒っぽく少し湿った感じに変わります。
その奥に血管があるので、そこまで切れればOKです。
また、黒い爪でも、日光や強い光に透かして見てみると血管が透けて見えることもあります。
どうしても心配な場合は、自分で爪切りをする前に一度トリマーさんや獣医さんに切ってもらい、
どの長さまで切っても大丈夫なのかを写真に撮らせてもらうのもおすすめです。
爪切りをする体勢
まず、爪を切るときは安全を確保するために、
我が家では2人で対応しています。(中型犬のため)
1人は愛犬を固定担当、1人は爪切り担当としています。
わんちゃんの力が強い場合、やんちゃな場合などは、
1人で無理して爪切りをしないようにしましょう。
どうしても一人で切らなければいけない場合は、
ネットに入ってもらうとうまくいくこともあります。
こういうやつですね
↓↓↓
また、愛犬がすごく嫌がる場合があると思います。
嫌がっているのに続けて、爪切りが嫌いになっては元も子もありません。
そんなときは一旦終了しましょう。
1回に全部の爪を切らなくても、
何日かに分けて切ってあげて大丈夫です。
焦らず行いましょう。
また、普段から遊びや犬がご機嫌の時に、手足を触ってあげて、手や足を触られる事を嫌がらないようにしてあげると、爪切りもしやすくなります。
爪を切る時には、肉球の根元を押さえると爪が切りやすくなります。
肉球を軽く押さえ、切ってあげてください。
最後に、爪切りができた時にはたくさん褒めてあげてください。
1本切れたら、おやつ(ご褒美)をあげてもいいと思います。
爪切りは嫌ものではなく、ご褒美がもらえる、褒めてもらえるという認識をもってもらいましょう。
犬の爪切りの頻度は?
基本的には、月に1回を目安に切ってあげましょう。
散歩の頻度が少ないわんちゃんは爪が伸びやすいので、
月2回切ってあげてもいいですね。
あまり、月に1回!とこだわりすぎず、
常にわんちゃんの爪の状態を見て、伸びてきたなと思ったら切ってあげましょう。
まとめ
犬の爪切りに必要なものと簡単なポイントをご紹介しました。
愛犬の爪が伸びてきたな、そろそろ切らなきゃなと
気付けるのは飼い主であるあなたです。
上記のことを参考にご自身でお手入れしてあげてもいいですし
不安がある時にはプロにお任せして大丈夫です。
爪切りができないなんて、飼い主失格だなんて思わないでください。
実は我が家では、パピーの頃は自宅で爪切りをしていたのですが、
だんだん大きくなるにつれ、自宅での爪切りに不安がでてきてしまいました。
ですので、サロンでシャンプーしてもらったときや
物病院へ受診した時に爪切りをお願いしています。
不安な気持ちを愛犬は敏感に感じとります。
無理せずプロに頼るのも1つの方法かと思います。
愛犬の爪の状態をこまめにチェックしていただき
ケアしてあげてくださいね。
コメント